共通の敵

Posted by on Mar 21, 2016 in Business | No Comments

またまた更新に時間がかかっていますが。。。前よりは少しマシですね(笑)。 今日は少し視点を変えて、マネージメントの話。 ここ数年スーパーバイザーとして色々なプロジェクトをやってきて、 また職種限らずグループのリーダーシップをとっている人達と触れ合ってきて思うのは、 グループリーダーの一番の苦労は人間関係だという事。 自分の技量や仕事内容、ストレス等色々な要員でパフォーマンスを上げられない理由はありますが、 人間関係というのは一番厄介なもので、パイプラインの様に理論的に動かない。 これで心労する人は僕自身たくさん見て来ているし、自分でも経験していること。 ただ、これを当たり前だからと思ってしまうのはどうしてもクリエイティブじゃないし、面白くない。 僕は個人的には明るい方で、人当たりが良いからその辺では結構得をするタイプで、人には感謝感謝なのですが、 その分うまく制御出来ない人間には苛立ちを覚える方。 恐らく「自分は一人オオカミだ」という人は、別にこーいう事を深く考えなくても、 自分の思う事を口にして、それに従わない人間を切るので逆に上手く行く可能性もある。 まあさすがにいまさら性格を変える事も出来ないので、やはり自分の出来る限りの戦略を探す。 そこで最近結構有効だと感じている事は自分が「共通の敵」になる事。 サッカーのワールドカップなんかを見ると、普段は敵同士でファンもお互いを嫌い合っているにも関わらず、 世界大会となると全員が友達になって他国が敵となる。 映画でもロシアとアメリカが宇宙人に対抗するってのがあるからこの「共通の敵」っていうのは、まあ古くから証明されているもの。 ってなわけで、人に仕事をしてもらいたい時に、一番良いのは「これやっといて!」って言ってやってもらえる事。 でも、人生そう上手くは行きまへんってのが普通やから、そこで考えて自分が誰かの共通の敵になる事で、 向こうから意思決定をしてもらうというテクニックがあるという事。 例えばAさんとBさんが討論をしていて、自分は実はどっちにも賛成では無く、自分の意見があったとする。 ここで今までなら、AさんかBさんの意見の中で自分の意見に近い人を選んでそっちに付いて丸く納めるというのが戦略だった。 けど、これだと例えば自分がスーパーバイザーとしてAさんに付くと、Bさんの意欲が失われる可能性が出てくるので、 出来れば避けて、自分達で納得のいく意見を持って欲しいところ。 そこで、あえてAさんとBさんのどちらもが嫌うような意見を言って「俺がスーパーバイザーだからこれをやる!」と言い張ってみる。 面白いのは、これを聞いたAさんとBさんはさっきまで戦っていたクセに、いきなり僕の意見に攻撃し始める。 こうなれば僕の仕事は完了。結果、討論していたAさんとBさんは僕という「共通の敵」を持つ事で、僕のとんでもない意見を 聞き受けないために、お互いに納得のいく意見を出してくる。 難しいのは、これを続ける事で自分が本当の敵になってしまい、出来ないやつと思われる可能性が有るという事。 でも思うのは、スーパーバイザーって空気のような存在でなければプロジェクトは成功しないのではないかということ。 存在が気にならないけど、実はみんな必要としている的な。。 こないだイチローとトヨタの社長さんの対談を見てたら、トヨタの社長が全く同じ事を言ってたので驚き。 やっぱりトップが目立つチームは良くないと言う事。 トップが人の気がつかないところで活躍して、みんな文句言っているけど、でも考えてみれば実はチームにとって重要な要素だった っていう感じが一番しっくりくる。 良く見る失敗例は、自分がスーパーバイザーだから自分で全てを決めないといけないと考える人。 自分が常に最高の案を持っているなんてのは不可能な事で、他人(それが入ってきた新人でも)の意見を昇格させる事が 実は成功の近道だったりする。 そーいう事を気持ちよくチームとして進めて行く為にも「共通の敵」っていうのは、 なかなかのツールであるって話。 なんか長くなった。。。 これを短い文章で分かりやすく表現出来るまでは、まだまだ自分にも身に付いていないってこと。 日々精進です! yuta

このビジネス。

Posted by on Sep 5, 2015 in Business | No Comments

最近よくこのVFXのビジネスについて良く考えます。 まあ僕の場合ほとんどIE(Image Engine)しか経験が無いので何ともVFXビジネスとは言い難いんですけど(苦笑)。 こないだIEのCFOとちょいと話し合ってきました。 っていうのも、僕はアートというよりはビジネスの人間なので会社が儲かって無い事が許せない! 良い物は作ってるかもしれないけど、利益の無い会社なんて存在する意味が無いですから。 そこで、ファイナンスのトップはどー思っているのか聞いてやろうと。。 まあ色々言えない事まで教えてもらったんですけど、最終的に思ったのはこれ。 「お金の人/戦略の人/ブランドの人/スーパーバイザーの人/従業員が、全く同じベクトルをシェアしていない!!」 これじゃー金儲けはデケヘンはと。。 例えばCFOが言っていた「このビジネスに対しての戦略の組み方」、「予算の立て方」なんかはスーパーバイザーにシェアされていない。 更に一つのプロジェクトを例になんで儲けが少なかったのかを説明してくれたんですけど、その理由が例えば僕の目線とは全然違う。 言ってしまえば、ファイナンスとか戦略を立ててる人は現場で起こってる事を把握していないって事。 これじゃあ悪い事が繰り返される訳だ。 まあアートを取り扱っているので一概に売り上げだけ気にして作業しろって言ってもそれは無理。 でも思うのは、少なくともスーパーバイザー達は自分がフィードバックを出す度にいくらの資金を使用しているのかは把握しておく必要があるって事。 ってなわけで、自分も次のプロジェクトからは自分の部署が利益を生んでいるのかどうか、そして良い物を作りつつ更に売り上げを伸ばす事が出来るのかって事に注意して、毎週CFOのおっちゃんに数字出してもらおうかと! y

360度の3DフルCGを大阪で!

Posted by on Jul 27, 2015 in Business | No Comments

すげえええぇぇぇぇ!! 東京での講演で大阪のCG制作会社のアエックス様(http://www.aexinc.co.jp)とご一緒する機会があったのですが「すっげええぇぇ!!」でした!! 今回は360度立体視コンテンツの制作についてのお話でしたが、普通に映画のVFXのみをやっている僕なんかからしたら興味の深いプレゼンでした。まあ固い言葉で表現してもわかりずらいですが、要は360度のスクリーンにフルCGの映像を3Dで見せるというものです。スクリーンも確か12メートルX6メートルかなんかで、超ハイレズ。。中に入れば本当にその世界の中にいるように感じるとおっしゃられていましたが、本当にそうだろうなぁと思います。 次に日本へ帰った時に機会があれば是非体験したいところです。 しかし本当にCGはコマーシャルや映画VFXだけと思いがちですが、頭が固いですね。 こーいったCGの方がむしろ儲かるのではと思いますが、色々と違ったチャレンジを聞くとワクワクしてしまいます! Yuta

Omnibus Japan 訪問

Posted by on Jul 26, 2015 in Business | No Comments

ちょいと所用でOmnibus Japanを訪れました。色々とデモなんかも見せて頂いて感激でした! こうやって海外で仕事していて日本の業界におられる方とお話すると、大抵「なんで海外はクオリティーが高いんですか?」って聞かれるんですけど、むしろこっちが「なんでこれを20人程度で出来るの?」って思います。まあ当たり前のように善し悪しはどっちにもあるので、どうやってお互いが歩み寄ってより良い業界を作って行くかですね! Yuta